浮世絵 諸人登山 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「諸人登山」について説明する。 浮世絵「冨嶽三十六景」中で唯一、富士山の山容が描かれていない。 描かれた人物は皆、「富士講」と呼ばれた富士山を信仰する人たちである。 白雲が湧き立つ中、ここでは金剛杖をつき... 2024.04.04 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 駿州大野新田 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「駿州大野新田」について説明する。 この浮世絵の大野新田は、現在の静岡県富士市につくられた新田集落で往時は葦の生い茂る沼沢地を干拓してできた土地だと思われる。 大野新田を通る東海道からの富士山の眺めである。... 2024.03.28 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 相州仲原 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「相州仲原」について説明する。 この浮世絵の仲原は、現在の平塚市の相模平野の真中にあった中原宿である。。江戸に向かう中原道と大山参詣に利用された大山道が交わるのが中原宿である。 1595年から1657年まで... 2024.03.21 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 東海道金谷ノ不二 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「東海道金谷ノ不二」について説明する。 この浮世絵の金谷は、現在の静岡県島田市の金谷宿である。 金谷宿は、大井川の西岸に位置する東海道の24番目の宿場である。 大井川は「箱根八里は馬でも越すが越すに越され... 2024.03.14 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 本所立川 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「本所立川」について説明する。 この浮世絵の立川(たてかわ)は、東京都墨田区の地名で、旧本所区に当たる本所地域内である。東京都であるから立川の漢字はやはり「たちかわ」と読んでしまいそうである。現行行政地名は... 2024.03.07 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 甲州伊沢暁 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六」景の「甲州伊沢暁」について説明する。 この浮世絵の伊沢は、現在の山梨県笛吹市石和(いさわ)のことである。 笛吹川の川岸にある甲州街道の宿駅で三島越への分岐点にあたる。 今の石和は、東京近郊の温泉地である。 日の... 2024.02.29 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 東海道品川御殿山ノ不二 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「東海道品川御殿山ノ不二」について説明する。 この浮世絵の御殿山は、現在の品川区北品川町三丁目に位置する御殿山である。 御殿山は品川宿の北側にある小高い丘で、吉宗の時代に、吉野の山桜が移植され、江戸有数の桜... 2024.02.22 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 駿州片倉茶園ノ不二 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「駿州片倉茶園ノ不二」について説明する。 この浮世絵の駿河国は、現在の静岡県東部付近をいう。片倉という地名は存在しないため、静岡県駿東郡清水町にある徳倉の誤刻の可能性が指摘されている。戸倉村の「戸」が「片」... 2024.02.15 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 従千住花街眺望ノ不二 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「従千住花街眺望ノ不二」について説明する。 この浮世絵の千住は、日光街道最初の宿場である。宿場の南に位置する山谷から花街である新吉原を眺めた構図である。 手前には鉄砲や槍をもった大名行列が国元へと向かう様子... 2024.02.08 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 身延川裏不二 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「身延川裏不二」について説明する。 日蓮宗の総本山久遠寺周辺の身延川である。 この浮世絵の身延川は身延山中に源流を持ち、日蓮宗の総本山久遠寺の周辺を流れ、波木井川に合流する川である。絵の中の身延川は、濁流逆... 2024.02.01 浮世絵葛飾北斎