2023-07

浮世絵

武州玉川

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「武州玉川」について説明する。 浮世絵の題材となった場所の玉川は多摩川のことである。多摩川は山梨から東京を経て神奈川に流れる川である。この図は川の中流域にあたる調布もしくは府中あたりの渡し場からの眺めと思わ...
浮世絵

東都駿台

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「東都駿台」について説明する。 この浮世絵の駿台は、現在の文京区本郷に位置する予備校の街として知られた神田駿河台のことである。今の御茶ノ水駅付近の、神田川の南側の台地のことを指す。このあたりには幕臣が多く住...
浮世絵

青山円座松

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「青山円座松」について説明する。 この浮世絵の円座松とは、現在の渋谷区神宮前にある青山龍岩寺の庭にあった松の老木で笠松、円座松のことである。枝のわたり三間(約5.6m)あまりあり」ともいわれ、山のようにも見...
浮世絵

武州千住

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「武州千住」について説明する。 この浮世絵の千住は、現在の住所では足立区千住桜木1丁目と2丁目の境、帝京科学大学入口交差点付近である。かつては奥州街道の起点で、水戸街道、日光街道へも続く交通の要衝でした。江...
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