2023-06

浮世絵

甲州犬眼峠

葛飾北斎の浮世絵、「富嶽三十六景」の「甲州犬眼峠」について説明する。 この浮世絵の犬目峠は、現在の山梨県上野原市に位置する。 ここの峠は富士の眺めが良いことで知られていた。本図で北斎は、高さによって見え方が変わっていく富士山の表情を白、藍色...
浮世絵

尾州不二見原

葛飾北斎の浮世絵、「富嶽三十六景」の「尾州不二見原」について説明する。 この浮世絵の不二見原は、現在の愛知県名古屋市中区不二見町の付近の光景と思われる。 当地は名古屋郊外の遊廓や武家屋敷が存在する名勝地であった。 北斎は2度名古屋を訪れてい...
浮世絵

深川万年橋下

葛飾北斎の浮世絵、「富嶽三十六景」の「深川万年橋下」について説明する。 この浮世絵の万年橋は、東西に流れる小名木川と南北に流れる隅田川の合流地点に架けられた橋である。海抜の低かった深川では洪水対策のため、川の両岸の石積を高くしていた。 見事...
浮世絵

山下白雨

葛飾北斎の浮世絵、「富嶽三十六景」の「山下白雨」について説明する。 浮世絵 冨嶽三十六景シリーズの三役にも挙げられる作品。《凱風快晴》と双璧をなすように、富士山の堂々たる姿を表した本図は、《凱風快晴》が「赤富士」と称されたのに対し「黒富士」...
浮世絵

凱風快晴

葛飾北斎の浮世絵、「富嶽三十六景」の「凱風快晴」について説明する。 浮世絵で富士山と言えば、すぐ頭に浮かぶのがこの図で、赤富士と呼ばれ有名である。 「神奈川沖浪裏」「山下白雨」と合わせて三大役物と呼ばれる。 1816年に刊行した浮世絵『北斎...
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