浮世絵 歌川広重 名所江戸百景 104 冬-千住の大はし  解説

歌川広重 名所江戸百景 千住の大はし  解説 名所江戸百景

歌川広重-名所江戸百景-104-冬-千住の大はし  解説
              
現在の住所:足立区 千住大橋 
緯度経度 :緯度:35.7447 経度:139.8041
出版   :1856年2月  年齢:60歳

観光ガイド風解説:「千住の大橋」
■はじめに
歌川広重が描いた『名所江戸百景』の中で、「千住の大橋」は隅田川に架けられた大橋を主題とする作品です。
千住は江戸時代の北の玄関口であり、日光街道・奥州街道の第一宿場町として栄えました。
その交通の要衝に位置する「大橋」は、江戸と北国をつなぐ重要な橋であり、広重はそこに行き交う人々の姿と豊かな川景を描き出しています。

■千住と大橋の歴史
千住は江戸四宿(品川・板橋・内藤新宿・千住)の一つで、日光街道・奥州街道を北に進む際の最初の宿場です。
参勤交代の大名行列や旅人、商人たちが必ず通る地点で、宿屋や茶屋、問屋が立ち並ぶ活気ある町並みです。
隅田川には数多くの橋が架けられましたが、千住大橋はその中でも特に歴史の古いものです。
徳川家康が江戸に入府した1594年に架けられ、江戸最初の隅田川大橋とされています。
これにより街道の通行が容易となり、千住は大きく発展しました。

■絵のみどころ
シリーズのなかで最初に刊行されたもので、江戸の北の玄関口です。
1594年に伊奈備前守が奉行のときにつくったものです。
交通量が非常に多かったことから、渡し舟ではなく橋を築いたとされます。
奥羽街道、日光街道への出入口で、参勤交代や日光参詣に多くの人々が利用しました。
最初は大橋と呼ばれ、両国橋ができるまで隅田川水系に架かった唯一の橋でした。
仙台藩主伊達政宗が調達した槙は非常に丈夫で、約三百年近くもったといいます。

荒川に高瀬船が3艘見えます。
橋の先に蔵があり、橋の中央に乗掛馬が通っています。
遠くに日光連山が見えます。

■現代の千住大橋
現在の千住大橋は鉄筋コンクリート製で、京成本線や国道4号(旧日光街道)が通り、交通の要衝としての役割を今も果たしています。
周辺は再開発が進む一方で、宿場町の面影を残す商店街や老舗も点在しています。

千住大橋駅周辺は、都心へのアクセスも便利です。
近隣には歴史を紹介する案内板や旧跡もあります。

千住ほんちょう商店街は、宿場町らしい賑わいを残す通りで、老舗の和菓子屋や飲食店が並びます。

■観光ガイドおすすめルート
①千住大橋散策
現代の橋を歩いて渡り、広重の絵を思い浮かべながら隅田川の流れを眺めましょう。

②千住宿歴史めぐり
宿場町の雰囲気を伝える旧跡(横山家住宅、石仏群、千住本陣跡など)を訪ねると、広重の時代が実感できます。

③市場文化を体感
かつて千住魚河岸があった地域では、今も市場の名残や飲食文化を楽しむことができます。

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