歌川広重-名所江戸百景-60-夏-深川八まん山ひらき 解説

歌川広重 名所江戸百景 深川八まん山ひらき  名所江戸百景

歌川広重-名所江戸百景-60-夏-深川八まん山ひらき 解説

              

現在の住所:江東区富岡1丁目 富岡八幡宮 

緯度経度 :緯度:35.6719 経度139.7966

出版   :1857年8月   年齢:61歳

解説

<1> はじめに

「深川八まん山ひらき」は、現在の江東区富岡にある 富岡八幡宮 を舞台にしています。

江戸の庶民にとって親しみ深かった八幡宮の祭礼の様子を描いた作品です。

賑やかな神社の境内と祭礼行列のにぎわいが生き生きと表現されています。

<2> 富岡八幡宮(深川八幡)とは

富岡八幡宮は1627年、将軍徳川家光の命によって鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請し創建されました。

江戸城の東方を守護する鎮守として信仰を集めました。

漁師や船乗りの守り神としても信仰され、江戸湾沿岸の人々からも篤く崇敬されました。

勧進相撲の興行が行われたことで有名です。

相撲と深く結びつく神社です。

八幡祭(山開き)は毎年8月に行われる大祭です。

山車や神輿が繰り出し、江戸三大祭りのひとつに数えられる盛大な行事です。

<3> 絵の見どころ

深川八幡とは富岡八幡宮のことで、隣りの永代寺が八幡宮の管理をしていました。

永代寺とは京都仁和寺から送られた寺号で、幕府から約六万坪の寺領を受け、隅田川東岸で最大のものでした。

その庭が弘法大師の命日である三月二十一日から、二十八日まで、桜やツツジの頃に一般に開放されました。

に両方の花が同時期に咲いたとは考えられませんが、庭園のイメージを強調したものです。

真言宗の慣行である「林泉をひらく」という言葉と、かぶとやま庭内にあった人造山甲山(かぶとやま)が結びついて、「山ひらき」というようになったと思われます。

<4>現代の富岡八幡宮と祭り

東京メトロ東西線「門前仲町駅」から徒歩数分とアクセスも良好です。

富岡八幡宮例大祭は現代でも8月に大祭が行われます。

特に3年ごとに開催される「本祭り」では大小120基を超える神輿が町中を練り歩き、豪快に水を浴びながら担がれる光景は圧巻です。

富岡八幡宮は「相撲発祥の地」としても知られ、境内には横綱力士碑が建立されています。

江戸の勧進相撲の歴史を感じられる場所です。

<5> 観光ガイド

①富岡八幡宮参拝

社殿の美しい朱塗りの建物と、相撲ゆかりの碑を巡るのがおすすめです。

祭礼シーズンには江戸情緒あふれる熱気を体感できます。

②門前仲町の散策

神社の門前町として栄えた門前仲町は、老舗の和菓子店や居酒屋、商店街が今も健在です。

➂深川不動堂

八幡宮の隣には深川不動堂があり、こちらも江戸時代から参詣者で賑わった名所です。

八幡宮とあわせて参拝すれば「江戸の信仰文化」をより深く体感できます。

➃深川めし

江戸名物の「深川めし(あさりご飯)」を提供する老舗が周辺に多数あります。

祭礼や参拝の帰りにぜひ味わいたい江戸の味覚です。

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