袋井宿から掛川宿まで9.6km 北緯34度46分23秒 東経138度00分57秒
掛川宿は、東海道五十三次の26番目の宿場です。
現在の静岡県掛川市の中心部であす。
山内一豊が改修して棲んだことで知られる掛川城の城下町です。
掛川の名前は、『吾妻鏡』に「懸河」の地名がはじめて登場しています。
中世になると豪族がこの地に館・砦・城を築いて、応仁期には大きな城邑(じょうゆう:城壁にかこまれた町)を築いていました。
駿河湾沿岸の牧之原市から浜松市天竜区春野町を経て、信濃国へ通じる塩の道が交差している宿場です。
塩の道は、江戸時代以降は秋葉参詣のルートの一つとして秋葉街道と呼ばれました。
町並は東西8町、宿内人口3,443人、総家数960軒、本陣2軒、旅籠30軒です。
川越えを控えた金谷宿よりも宿の規模は小さいです。
宿周辺の11町(のちには13町)が伝馬町、人馬役町として指定され伝馬宿として栄えました。
宿場は表町8町、裏町4町、横町1町の計13町で構成されています。
町名は現在でも住所、行政区分、自治区名などとして残っています。
掛川城天守閣は、JR掛川駅から北へ700mほどの小高い山頂にあります。
1994年に市民の寄付により復元されたお城です。
天守閣からは城下町や周辺の里山が一望できます。
緑茶の栽培は全国屈指の産出量を誇ります。
合併によって牧之原市が成立するまでは荒茶(あらちゃ)の生産量全国1位です。
荒茶とは、茶畑でとれたままのお茶のことです。
一般的に、できあがった荒茶は、市場などを通じて、お茶問屋さんのもとへ運ばれます。
そして、問屋さんで荒茶は、二次加工され、茶葉の大きさをそろえます。
ほかの産地の茶葉とブレンドされたりします。
①「保永堂版」
掛川宿の宿外れにある二瀬川の土橋を描いています。
橋の向こう側から渡ってくる僧侶に腰を曲げて慇懃に挨拶しています。
後ろの童子は空の凧に夢中になりおどけています。
遠景には、秋葉権現が祀られている秋葉山が見えます。
手前にはその秋葉権現の常夜燈が立っています。
袋井から浜松あたりの平野は風が強いので凧あげが盛んです。
上空には丸凧が2つ見えます。
奥の凧は糸が切れてしまい、空を浮遊してます。
手前の凧は画面をはみ出すほど高々と舞い上がっています。
②「行書版」
東海道と秋葉街道の追分あたりの風景です。
秋葉神社の第一鳥居を中心に描いています。
秋葉権現は火除けの神で参詣者が多いです。
③「隷書版」
秋葉神社の第一鳥居を行書版とは別の角度で描いています。
旅人を見ながら村人は田植えに精をだしています。
④「北斎版」
街道では旅人が凧あげを見ながら旅をしています。
⑤「旅画像」
JR掛川駅です。駅の外観は街道の宿場町らしいです。
⑥「スタンプ画像」
イベントのスタンプです。
保永堂版
行書版
隷書版
北斎版
旅画像
スタンプ画像
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