浮世絵 御厩河岸より両国橋夕陽見 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「御厩河岸より両国橋夕陽見」について説明する。この浮世絵の富士見の渡しと呼ばれた御厩川岸(おんまやがし)は、隅田川の両国橋と吾妻橋の中間、現在の厩橋が架かる付近である。ここは将軍の厩(うまや)があったことか... 2023.11.16 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 礫川雪ノ且 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「礫川雪ノ且」について説明する。この浮世絵の礫川は、現在の文京区小石川付近である。小石川は、小石川台と小日向台との間を流れる小石川(谷端川)の下流域一帯を言う。浮世絵の題名の「雪の且」の「且」は「旦」の誤り... 2023.11.09 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 東海道吉田 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「東海道吉田」について説明する。この浮世絵の吉田は、現在の愛知県豊橋市下五井町に位置する東海道五十三次の江戸側から数えて34番目の宿場である。吉田の宿は吉田城の城下町でにぎわった。「不二見茶屋」はまさに富士... 2023.11.02 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 登戸浦 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「登戸浦」について説明する。この浮世絵の登戸浦は、現在の千葉県千葉市にある。当時は江戸湾の湊で江戸築地に荷揚場を持っていた。年貢米や海産物を房総半島から江戸に海上輸送する拠点でした。このあたりの海は遠浅朝で... 2023.10.26 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 上総ノ海路 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「上総ノ海路」について説明する。この浮世絵の上総は、現在の千葉県中南部一帯を指す。この一帯は江戸時代は多くの湊があり、江戸と結ぶ江戸湾の海運で賑わっていて海運で大いに賑わっていた。「「五大力船」または「弁財... 2023.10.19 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 下目黒 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「下目黒」について説明する。この浮世絵の下目黒は、現在の東京都目黒区下目黒になる。当時は田畑が多い農村で、将軍が鷹狩りをする御鷹場としても知られていた。浮世絵の構図は、画面の中央、道端で話をしている2人の男... 2023.10.12 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 相州梅沢左 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「相州梅沢左」について説明する。この浮世絵の梅沢は、現在の神奈川県中郡二の宮の庄にある。押切川のほとりで富士が眺められる場所である。「梅沢左」とあるが「梅沢庄」または「梅澤在」が正しいと思われる。梅沢は大磯... 2023.10.05 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 東都浅草本願寺 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「東都浅草本願寺」について説明する。この浮世絵は観光客で賑わう浅草本願寺である。現在の台東区浅草に位置する。もともと神田明神下にあったが、1657年の明暦の大火の後、浅草へ移転した。大屋根をもつこの壮大な建... 2023.09.28 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 駿州江尻 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「駿州江尻」について説明する。この浮世絵の駿州は、駿河国で江尻は清水港に隣接した東海道の宿駅である。現在の静岡県静岡市清水区にあり、姥ヶ池近辺を描いている。大きく蛇行する土手の道の先には姥が池の水面が白く見... 2023.09.21 浮世絵葛飾北斎
浮世絵 甲州三嶌越 葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「甲州三嶌越」について説明する。この浮世絵の三島越とは、甲府盆地から富士山麓を経て駿河国・相模国へと続く鎌倉往還で三島へ抜ける道である。場所は山梨県と静岡県の県境当たりである。この浮世絵の構図は鎌倉往還の甲... 2023.09.14 浮世絵葛飾北斎