浮世絵 歌川広重 名所江戸百景 112-冬 目黒太鼓橋夕日の岡  解説

歌川広重 名所江戸百景 目黒太鼓橋夕日の岡  解説 名所江戸百景

歌川広重-名所江戸百景-112-冬-目黒太鼓橋夕日の岡  解説
              
現在の住所:目黒区 目黒川 太鼓橋 
緯度経度 :緯度:35.6338 経度:139.7087
出版   :1857年4月  年齢:61歳

観光ガイド風解説:「目黒太鼓橋夕日の岡」
■ はじめに
歌川広重の『名所江戸百景』「目黒太鼓橋夕日の岡」は、江戸近郊の景勝地・目黒を舞台にした一図です。
目黒川に架かる太鼓橋と、その近くの「夕日の岡」と呼ばれる高台からの眺望を重ねて描き、広重ならではの劇的な夕景が表現されています。
江戸の人々にとって、目黒は寺社巡りや花見、月見、紅葉狩りと四季折々に人気の行楽地でした。

■目黒太鼓橋とは
目黒川に架けられた石橋で、半円形のアーチが太鼓の胴のように見えることから「太鼓橋」と呼ばれました。
橋の上からは川の流れと周囲の田園風景を見渡すことができ、特に夕暮れ時には絶景のスポットとして知られています。

■夕日の岡とは
太鼓橋の近くに広がる高台で、ここから西の武蔵野台地や富士山を望むことができたため「夕日の岡」と呼ばれました。
西の空に沈む太陽と富士山のシルエットは、江戸の人々を魅了し、浮世絵や紀行文にもたびたび登場します。

■絵の見どころ
目黒川に架かる太鼓橋は、正式名称を一円相唐橋といいます。
当時には珍しい石を積み上げてつくったもので、横から見ると太鼓の胴のようであるためこのような呼び名がつきました。
九州で同じ橋をみた木食上人が1744年~1748年に創架したという伝承があります。
左の先にある行人坂から右の目黒不動に続く表参道にあり、参道にそって百軒以上の店が並ぶ賑やかなところです。
右下の屋根は、その一つの「しるこ餅」の正月屋のものです。
夕日の岡は、古くは紅葉の名所として知られています。
紅葉が夕日に映って奇観ですが、すでにかえでが少なくなって名前だけ残ったとしています。

■現代の目黒太鼓橋・夕日の岡
現在は「目黒太鼓橋」が再建され、散策コースの名所として親しまれています。
目黒不動尊に近い「夕日の丘公園」では、今も夕焼けや富士山を望むことができます。

■観光ガイドのおすすめポイント
①目黒不動尊とセットで参拝
江戸時代の人々も、目黒不動参詣と太鼓橋見物を一緒に楽しみました。

②夕暮れ時の散策
夕日の岡や太鼓橋周辺は、現代でも夕景が特に美しい時間帯です。
写真撮影にも最適です。

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