浮世絵

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江都駿河町三井見世略図

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「江都駿河町三井見世略図」について説明する。駿河町は現在の日本橋室町である。この浮世絵の三井見世は、三井高利によって1673年 に開業した駿河町の三井の越後屋呉服店のことである。越後屋呉服店は看板に「現金、...
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江戸日本橋

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「江戸日本橋」について説明する。江戸時代には日本橋は五街道の起点として江戸における交通と物流の要所であった。東海道の起点であり、魚河岸として栄えたのが日本橋である。この浮世絵は日本橋から西方向を臨んだ情景が...
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相州江の嶌

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「相州江の嶌」について説明する。この浮世絵の江の島はは、神奈川県藤沢市に位置する。江戸時代も人気の観光名所である。神奈川県指定史跡・名勝、日本百景の地である。当時は干潮時に現れた砂州を歩いて江の島へ渡ってい...
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東海道江尻田子の浦略図

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「東海道江尻田子の浦略図」について説明する。この浮世絵の田子の浦は、現在の静岡県富士市一帯の海岸を指す。富士の真南に当たり、海と富士山の距離が最も近いエリアでもっとも富士山が見えるところとして有名である。『...
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御厩河岸より両国橋夕陽見

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「御厩河岸より両国橋夕陽見」について説明する。この浮世絵の富士見の渡しと呼ばれた御厩川岸(おんまやがし)は、隅田川の両国橋と吾妻橋の中間、現在の厩橋が架かる付近である。ここは将軍の厩(うまや)があったことか...
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礫川雪ノ且

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「礫川雪ノ且」について説明する。この浮世絵の礫川は、現在の文京区小石川付近である。小石川は、小石川台と小日向台との間を流れる小石川(谷端川)の下流域一帯を言う。浮世絵の題名の「雪の且」の「且」は「旦」の誤り...
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東海道吉田

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「東海道吉田」について説明する。この浮世絵の吉田は、現在の愛知県豊橋市下五井町に位置する東海道五十三次の江戸側から数えて34番目の宿場である。吉田の宿は吉田城の城下町でにぎわった。「不二見茶屋」はまさに富士...
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登戸浦

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「登戸浦」について説明する。この浮世絵の登戸浦は、現在の千葉県千葉市にある。当時は江戸湾の湊で江戸築地に荷揚場を持っていた。年貢米や海産物を房総半島から江戸に海上輸送する拠点でした。このあたりの海は遠浅朝で...
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上総ノ海路

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「上総ノ海路」について説明する。この浮世絵の上総は、現在の千葉県中南部一帯を指す。この一帯は江戸時代は多くの湊があり、江戸と結ぶ江戸湾の海運で賑わっていて海運で大いに賑わっていた。「「五大力船」または「弁財...
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下目黒

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の「下目黒」について説明する。この浮世絵の下目黒は、現在の東京都目黒区下目黒になる。当時は田畑が多い農村で、将軍が鷹狩りをする御鷹場としても知られていた。浮世絵の構図は、画面の中央、道端で話をしている2人の男...
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